【自然農 Natural Farming】赤目自然農塾 稲木の立て方、稲刈り、冬春野菜の種おろしなど。
- 2016/10/14
- 04:59
先月に引き続き、2016/10/8と2016/10/9に奈良県宇陀市と三重県名張市にまたがる地域にある赤目自然農塾に行ってきました。
自然農に関しての詳しいことは前回の記事をご参照ください。
2016/10/8

1日目は畦道に伸びてきた草刈りの共同作業の日でした。
スタッフの方が草刈機で刈った草を、みんなで一輪車などを使って草置き場に運ぶと行った作業です。
おおよそ6月8月10月に草刈りをするとのことでした。
夕方まで作業した後はみんなで温泉に寄り、山荘へ移動後夕食します。
残念ながら、今回も夕食はサラダにしらすと汁にかつおだしが入っておりヴィーガンは枝豆とご飯のみ頂ける感じでした。
そうなることを見越してオーサワの玄米ラーメンごまみそを持参し、調理場をお借りし事なき終えました。
夕食後は中村代表による言葉による学びが開始され、川口由一氏が漢方にも精通しており、塾生のみなさんも漢方を学んでいる方も多くいるとのことでした。
また川口由一氏は長年培ってきた漢方の知識を残そうと、現在執筆中とのことでした。
2016/10/9
6:30に起床後、布団を戻し、持参した弁当箱に作って頂いた弁当を詰め水筒にお茶を入れます。
弁当箱や水筒がなくても山荘で容器やペットボトルを頂けます。
朝食は天然酵母のパンとジャムでした。
ジャムにも蜂蜜入りのものもありましたので、ヴィーガンの方は気をつけてください。
朝食後、山荘の清掃に入り、その後、赤目自然農塾へ移動し実習開始します。

今回も実習の日にはたくさんの塾生の皆さんが来場されていました。

米の収穫時期は穂の軸が2/3くらいが茶色くなり、また田全体の2/3がそうなれば時期であるとのこと。
穂が立っているのはカメムシに汁を吸われている。
赤米は軸が茶色くなりにくいので、皮を剥き米が硬いか見てみるとよい。
穂先から熟すので、下の方が柔らかければもう少しおくとよい。
草が高く、稲の生育が遅い場合は、今の時期は受粉が終わっているので、草を刈るとよい。
倒れた稲は他の稲と稲わらで結束すると良いが、倒れた原因があり、根をモグラに切られている可能性がある。
種籾を残す時は、穂が多くもなく少なくもない株を選定する。
稲刈りの時に手刈りし別で保存する。
種籾を脱穀する時は、出来るだけ衝撃を与えないようにし手でしごくと良いとのことでした。

前日の雨などで穂に水がついている場合は、棒でゆすり水を落とすと良いとのことでした。

稲刈りは穂が向いている反対の方向から刈る。
刈る時は稲を順手で持つと良い。
草を刈らずに下から約10cmくらいのところを刈るとのこと。

刈った稲は全体の長さの1/4くらいのところで交差させて置き、最後の束は縦に置く。

稲を結束する時は、4〜5本の稲藁を使用するとのこと。
詳しい結束方法は動画をご覧ください。

はざ木の立て方は1.5mから2m間隔で支柱を立て、横棒を直角に支柱を立てると倒れやすいので、斜めに立てる。
また隣の支柱と同じ方向に斜めにならないように、逆向きに斜めにする。
横棒の高さは、稲を掛けて地面から約50cmくらい空く感じの高さにする。
位置が決まれば、支柱を木槌で打ち込み、藁縄で結束する。
両サイドの支柱にはもう一本支柱を入れ3本にし藁縄で結束し安定させるとのこと。

結束した稲を1/3と2/3に分け、2/3の方が真下に向くように掛けていく。
1/3の方が交互になるように掛けていき、叩きながら押し込むと密着し水が入りにくい。
風が吹くと移動するので、両サイドの穂で結束する。

乾くと穂は真下に垂れ下がるので、穂に触れるくらいの所で、鳥よけ糸を張る。

キャベツは外側が虫に食べられても結球する。
毎日観察し、虫かついていたら除去することが重要である。


しょうがは新しょうがと種しょうがを分ける。
葉が枯れだしたら収穫時期とのこと。

にんじんは、幼い時は密にした方が育ち安いとのこと。

冬瓜は白い粉がふき、手で払うととれるくらいになれば収穫時期。
冬瓜と言うだけあって冬まで保存可能とのこと。

小豆は茶色くなったものから収穫していく。
小豆は茎が弱く、地面につくと良くないので、支柱を立てて補強してやると良いとのこと。
また、さやごと天日干しし乾燥させるとのこと。

玉ねぎは苗床に撒き、25〜30cmくらいの高さまで成長すると定植する。
地力がある土が好ましいとのこと。
その他もろもろ教わりました。
2回目の参加とあって、少し要領がわかってきた気がします。

実習後にお待ちかねの昼食は、山荘で朝詰めた弁当を頂きます。
銀杏ごはんと冬瓜の皮のキンピラでした。
またお味噌汁も振る舞われましたが、これまた残念ながらカツオだし使用とのことで断念。
昆布だしでも十分美味しい味噌汁を作れるのになあ(汗)

そして前回のBlogで宣言したとおりに、畑と田んぼをお借りしました。
ちなみに写真は田んぼです。
なんじゃこの草ぼうぼうぶりはw
草ぼうぼうはの土地は地力があり作物を育てるのにはいいそうです。

稲の裏作は小麦を植えるって話なので、2時間半かけてとりあえず開墾しました。
これで来月小麦の種おろしできるぞ!
来月もまた赤目自然農塾に行くのが楽しみになってきた今日このごろですw
赤目自然農塾の詳しいことはスタッフさんが運営する下記気軽に自然農のウェブサイトをご覧ください。
気軽に自然農
赤目自然農塾案内 2016年度
赤目自然農塾 Google Maps
自然農に関しての詳しいことは前回の記事をご参照ください。
2016/10/8

1日目は畦道に伸びてきた草刈りの共同作業の日でした。
スタッフの方が草刈機で刈った草を、みんなで一輪車などを使って草置き場に運ぶと行った作業です。
おおよそ6月8月10月に草刈りをするとのことでした。
夕方まで作業した後はみんなで温泉に寄り、山荘へ移動後夕食します。
残念ながら、今回も夕食はサラダにしらすと汁にかつおだしが入っておりヴィーガンは枝豆とご飯のみ頂ける感じでした。
そうなることを見越してオーサワの玄米ラーメンごまみそを持参し、調理場をお借りし事なき終えました。
夕食後は中村代表による言葉による学びが開始され、川口由一氏が漢方にも精通しており、塾生のみなさんも漢方を学んでいる方も多くいるとのことでした。
また川口由一氏は長年培ってきた漢方の知識を残そうと、現在執筆中とのことでした。
2016/10/9
6:30に起床後、布団を戻し、持参した弁当箱に作って頂いた弁当を詰め水筒にお茶を入れます。
弁当箱や水筒がなくても山荘で容器やペットボトルを頂けます。
朝食は天然酵母のパンとジャムでした。
ジャムにも蜂蜜入りのものもありましたので、ヴィーガンの方は気をつけてください。
朝食後、山荘の清掃に入り、その後、赤目自然農塾へ移動し実習開始します。

今回も実習の日にはたくさんの塾生の皆さんが来場されていました。

米の収穫時期は穂の軸が2/3くらいが茶色くなり、また田全体の2/3がそうなれば時期であるとのこと。
穂が立っているのはカメムシに汁を吸われている。
赤米は軸が茶色くなりにくいので、皮を剥き米が硬いか見てみるとよい。
穂先から熟すので、下の方が柔らかければもう少しおくとよい。
草が高く、稲の生育が遅い場合は、今の時期は受粉が終わっているので、草を刈るとよい。
倒れた稲は他の稲と稲わらで結束すると良いが、倒れた原因があり、根をモグラに切られている可能性がある。
種籾を残す時は、穂が多くもなく少なくもない株を選定する。
稲刈りの時に手刈りし別で保存する。
種籾を脱穀する時は、出来るだけ衝撃を与えないようにし手でしごくと良いとのことでした。

前日の雨などで穂に水がついている場合は、棒でゆすり水を落とすと良いとのことでした。

稲刈りは穂が向いている反対の方向から刈る。
刈る時は稲を順手で持つと良い。
草を刈らずに下から約10cmくらいのところを刈るとのこと。

刈った稲は全体の長さの1/4くらいのところで交差させて置き、最後の束は縦に置く。

稲を結束する時は、4〜5本の稲藁を使用するとのこと。
詳しい結束方法は動画をご覧ください。

はざ木の立て方は1.5mから2m間隔で支柱を立て、横棒を直角に支柱を立てると倒れやすいので、斜めに立てる。
また隣の支柱と同じ方向に斜めにならないように、逆向きに斜めにする。
横棒の高さは、稲を掛けて地面から約50cmくらい空く感じの高さにする。
位置が決まれば、支柱を木槌で打ち込み、藁縄で結束する。
両サイドの支柱にはもう一本支柱を入れ3本にし藁縄で結束し安定させるとのこと。

結束した稲を1/3と2/3に分け、2/3の方が真下に向くように掛けていく。
1/3の方が交互になるように掛けていき、叩きながら押し込むと密着し水が入りにくい。
風が吹くと移動するので、両サイドの穂で結束する。

乾くと穂は真下に垂れ下がるので、穂に触れるくらいの所で、鳥よけ糸を張る。

キャベツは外側が虫に食べられても結球する。
毎日観察し、虫かついていたら除去することが重要である。


しょうがは新しょうがと種しょうがを分ける。
葉が枯れだしたら収穫時期とのこと。

にんじんは、幼い時は密にした方が育ち安いとのこと。

冬瓜は白い粉がふき、手で払うととれるくらいになれば収穫時期。
冬瓜と言うだけあって冬まで保存可能とのこと。

小豆は茶色くなったものから収穫していく。
小豆は茎が弱く、地面につくと良くないので、支柱を立てて補強してやると良いとのこと。
また、さやごと天日干しし乾燥させるとのこと。

玉ねぎは苗床に撒き、25〜30cmくらいの高さまで成長すると定植する。
地力がある土が好ましいとのこと。
その他もろもろ教わりました。
2回目の参加とあって、少し要領がわかってきた気がします。

実習後にお待ちかねの昼食は、山荘で朝詰めた弁当を頂きます。
銀杏ごはんと冬瓜の皮のキンピラでした。
またお味噌汁も振る舞われましたが、これまた残念ながらカツオだし使用とのことで断念。
昆布だしでも十分美味しい味噌汁を作れるのになあ(汗)

そして前回のBlogで宣言したとおりに、畑と田んぼをお借りしました。
ちなみに写真は田んぼです。
なんじゃこの草ぼうぼうぶりはw
草ぼうぼうはの土地は地力があり作物を育てるのにはいいそうです。

稲の裏作は小麦を植えるって話なので、2時間半かけてとりあえず開墾しました。
これで来月小麦の種おろしできるぞ!
来月もまた赤目自然農塾に行くのが楽しみになってきた今日このごろですw
赤目自然農塾の詳しいことはスタッフさんが運営する下記気軽に自然農のウェブサイトをご覧ください。
気軽に自然農
赤目自然農塾案内 2016年度
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